心の花(Flower of the heart)


美しいものを
美しいと
言える心があるということは
あなたの心にこの花が咲いている
そういうことなのです


A mind that can say
of a beautiful thing
"That is beautiful!"
In that mind, in that heart
the flower blooms

(絵と詩:Kaoru Kurosawa 翻訳:Sarah Brock)



* * * * * * *

今年、8月に富弘美術館に行ったことをブログに書きましたが、作品に影響を受け、私も詩画にチャレンジしたくなりました。

それで出来上がった一枚がこの作品です。
F4サイズの紙にパステルを用いた、いつものやり方で絵を描き、その絵に白抜きで文字を入れました。

詩画にチャレンジした当初、描いた絵に黒のマジックペンで文字を書き入れることしか考えられずにいました。
いざ、やってみようとすると、絵にマジックで文字を書き入れ、書き損じたら絵がダメになるという考えが頭に広がり、なかなか絵の中に文字を書き入れることができず、ようやく意を決して、文字を書き終えて、その作品を眺めたら、なんだかしっくりこないのです。

サインペンを使わずに、絵に詩を書き入れる方法を考えていたら、「なんだ、簡単、文字を絵のように白抜きで描けばいいんだ!」と気づきました。

そして、何枚か絵と文字を描いていたら、絵の空いているスペースに文字を入れるため、おのずと詩は短くなり字体や文字の並べ方も絵のように感じたままを書けるようになりました。

そして、今回、もう一つチャレンジしたことがあります。
それは、詩を英語に翻訳し、ブログで発表するということです。

翻訳は複数の大学で英語講師をしているサラ・ブロックさんにお願いしました。

翻訳の英語の詩を見たとき、直訳とは違い、言葉と詩の雰囲気すべてが英語になっていると感じました。

そして、翻訳も一つの作品なんだと改めて思いました。
今回のブログは、絵と日本語の詩と英語に翻訳された詩のコラボ作品になったと思っています。

日本語や英語がわかる多くの人たちに見てもらえたら嬉しいです。

Kaoru Kurosawa
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