クマ太郎とイタリア語!(その20)
前回のお話はこちら
名詞の性別の見分け方の話が続きです。
最後の文字が、
「O(オ)」だと男性名詞、
「A(ア)」だと女性名詞、
と見分ける話が前回のお話でした。
今回は名詞の最後の文字が「E(エ)」の単語の性別の見分け方は?という話です。
答えは、見分け方が無いので暗記するしかないそうです。
イタリアで育てば会話の中で、暗記ではなく自然に身に付くのだと思います。
冠詞+名詞の形で会話に登場するからです。
日本語の場合、通常の会話で名詞の最後の文字を気にすることは無いかと思います。
(私はしていません)
そのため、シンプルなイタリア語のルールを「知ること」と「使うこと」は違いました。
私の場合、だいぶレッスンを続けて、イタリア語の文章を作る時に性別を意識できるようになりました。
ただ、名詞や冠詞でクマ太郎のようにため息をついてヨロヨロしてられないのです。
形容詞をはじめ、主となる性別に従って、男性、女性と形を変えていくからです。
これがイタリア語や性別がある外国語の面白いところです。
日本語からすると、なぜ、言葉に性別をつけるの?と説明を求めたくなるのですが、考えてはいけないようです。
余談ですが、聖書の創世記にバベルの塔の有名な話があります。
一つの言葉を神が混乱させる話です。
この話を思い出す時、”今からどれくらい昔の話だったのかな・・・」というものだけでした。
最近は元々一つだった言葉に性別があったのかなと思ったりします。
さらに想像が膨らみ、宇宙の言葉はどうかしらと際限がありません。
(宇宙人のソフィアたちを描いているとこんなことを普通に考えます)
実はインターネットのある動画で「宇宙語」を聞いたことがあるのですが、さっぱりわかりませんでした。
相手が発する音の意味が解ること、それを正確に使えることは、とても素晴らしい能力なんだと感じます。
先ずは普段から使っている言葉と同時にその言葉を発する自分や相手を感じることが大切だなと思います。
こういうことを考えるのも、言葉を学ぶ楽しさです。
また次回!
Kaoru Kurosawa
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