クマ太郎とイタリア語!(その15)
前回のお話はこちら
クマ太郎とイタリア語、名詞の話です。
日本語の場合、冠詞がないので、クマ太郎は冠詞に慣れず、苦労しています。
なぜ、名詞の前に冠詞が必要なのか。
正直、未だにわかりません。
私の場合、イタリア語を学び始めた頃、冠詞のことはわかっていても、すっかり忘れて文章を作っていました。
人生で英語、ドイツ語、フランス語を学ぶ機会があり、さらに今回イタリア語を学び、冠詞は「もの、こと」について初めからある程度の状態がわかるように頭にちょっと目印をつけてあげる気遣いのようなものと感じるようになりました。
日本語には無い気遣いであり、そんなにガチガチに物事を言わずに、日本語のようにおおらかでいいじゃないかとも思う場面もあって、表現の違いの面白さだなと思います。
こんな風に感じるようになって、初めて冠詞が少し身近になりました。
フランス語を習っていた時も感じていたことですが、イタリア語を習って改めて思うことがあります。
言葉は文化でその国、その地域に住む人のアイデンティティに強く影響しているもの、その言葉を日常使う人達に触れること、知ることなんだということです。
ただ、暗記するだけじゃなくて、やはり、そこに心が伴うことで学びを進めてくれるのだなと・・・。
と、書きましたが、私の場合、冠詞を意識できるようになっても、まだまだ、冠詞には難儀しています。(苦笑)
で、クマ太郎さん。
名詞と冠詞をセットにして、日常で使いながら覚える。
よって、「食べて、飲んで大作戦」という具合です。
クマ太郎の場合、少々趣旨が違うようですが、楽しく、時には美味しく、言葉を使うことは、語学の勉強にとても良い影響になること、私も今、体験しています。
もう少し、名詞の話が続きます。
Kaoru Kurosawa
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