織って、仕立てて。(さをり織の話 その1)

この間から、デジタルで描いたクマ太郎をInstagramに投稿した記事ばかりでしたが、久しぶりにブログの投稿をします。

 

今年から、「さをり織」を本格的に始めました。

数年前から千駄ヶ谷にある「手織適塾SAORI東京」の塾生になったのですが、家庭の事情で約2年近く通えませんでした。

今年に入り、「手織適塾SAORI東京」のシステムが変わり、塾生の再登録のお知らせが来て、これはチャンスだと思い、改めて塾生になり本格的に始めたのです。

コロナ禍の自粛で、私の活動がいろいろとストップしたので、今できることをしようと思いました。

そして、今回は近い将来、自分で織り機を購入し、一人で織れることと、仕立てをすることを目標にしました。

 

コロナ禍でお教室は感染対策、ソーシャルディスタンスが守られ、安心して作業をすることができ、通い続けることができています。

 

通い始めて初めて作った洋服がこの袖なしの羽織です。

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(撮影場所はお教室です)

 

後姿はこんな感じです。

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これを仕立てる前に布を織り、縮絨中の様子がこれです。

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この布を織るまでは、平織で糸の色や素材を変えるだけでしたが、今回は2色交差織や分け織も体験しました。

2色交差の部分はこんな感じです。

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分け織は織終わりの時にして、それを裾に使いました。

白い丸の部分がそれになります。

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一部拡大したものがこちらで、小さく分けて織っているのがわかっていただけるかと思います。

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そして、これを着た感想です。

実は出来上がった時、自分でも「派手かも・・・」と感じました。

しかし、せっかく作ったので、この羽織を着て外出しました。

 

すると、洋服がしっくりし、安心感がありました。

洋服に安心を感じたのは初めての体験でちょっとした発見でした。

これも私の感想ですが、自分で織った布で仕立てた洋服のエネルギーと自分のエネルギーがしっくり合って着こなせたのかもと思いました。

 

私にとってさをり織のいろいろな体験はたくさんのことを気づく体験になっています。

パステル画やビオダンサと相通じるものがあります。

きっと、「感じて、動くこと」や、「終わりがなく、進化的成長を続けること」が共通点ではないかと思っています。

 

さて、この袖なしの羽織を仕上げたのが、今年の4月頃でした。

これに気を良くした私は、2枚目の服は黒いワンピース、上着、ミニ丈の被りものを作りました。

その後、ロングのワンピースを2枚、短いマフラー3枚、ロングのワン麻のロングストール1枚、カシミアのマフラー2枚、アルパカのミニマフラー1枚と作っています。

 

糸が変われば世界がかわる。

これが一番の発見と体験でした。

これらの洋服たちには、それぞれのストーリーがありますので、徐々にブログに書いて行きたいと思います。

 

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 Kaoru Kurosawa
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