5月はタイム
ふれあい
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5月になり、ゴールデンウィークも終わりました。
今年は春になってもなかなか冬用のコートが手放すことができないほど寒い日がありました。
やっと、薄着で出歩いても大丈夫になったと思います。
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5月のカレンダーはタイムです。
タイムも料理に使われたりと、よく知られたハーブだと思います。
アロマテラピーの本《注》によると
タイムは、地中海地域一帯で最も吹くから使われていた薬用植物の一種です。
古代エジプト人は死体防腐処理にこれを用い、紀元前3500年には既にシュメール人が使っていました。
古代ギリシャ人は、伝染性の病気に対する燻蒸のためにタイムを使い、名前はギリシャ語で
「香りをつけること」を意味するthymosに由来します。
とあります。
《注》参考資料:心を癒すアロマテラピー
ジュリア・ローレス著 林サオダ訳
フレグランスジャーナル社
香りをつけるという意味をもつタイムの精油は殺菌効果が高いのですが、それと同時に身体全体を暖め、代謝作用に刺激を与え、強化するためにも使われます。
心の面では抗鬱作用をもち、気分を引き立てる効果もあるといわれています。
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さて、古くから用いられているハーブであるタイムを絵に描き始めたら、
まず、タイム畑が見えてきて、次にタイム畑にいる妖精が出てきました。
これは絵の右側の女の子になります。
右側の女の子の隣は空間でした。
しかし、その空間に何かがあるのです。
そして、じーっつと見つめていたら双子のように、もう1人の女の子が出てきました。
こんな感じで描いた絵です。
さて、言葉ですが、この絵はなかなか言葉が来なくて、
「うーん、どうしよう・・・。言葉がでてこない・・・。」と思っていました。
参考書を読んで、タイムの名前の由来に「香りをつけること」があることを知り、
もう一度、絵をじーっと見ていたら、言葉がポッと来てくれました。
それが、「ふれあい」でした。
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人と人が触れ合うとき、肌が触れ合ったり、心が通い合うことが起こります。
ふれあい自体はとても繊細な感覚があります。
その繊細さの中に、ときめきや感動や嬉しさなどがスパイスのようにあって、
ふれあいを体験すると心地よかったり、安心できます。
香りをつけることは、人間と香りがふれあうことです。
タイムはその名の由来にもあるように、人と触れ合う香りの代表選手なのかもしれません。
そんなタイムだったから、妖精は1人ではなく2人で仲良くしている風景になったのだなと思います。
描いているときはあまり意識していなかったのですが、2人の妖精たちはタイムを摘み取りながら
手をふれあわせています。
改めて絵を見て気づきました。
そして、妖精達のメッセージが言葉とは別に届きました。
「私はあなたと触れ合いたいのです」
というものでした。
ふれあいはつなぐものです。
タイムの香りがつなぐものは、人間の体と心です。
体と心がつながって、自分自身を取り戻すのです。
そして、体と心が統合されていくのです。
体は心に、心は体に語りかけているのだろうと思います。
疲れたら、リラックスして”ひとつ”に戻ろうと。
”ひとつになる”ことを助けてくれる、だから元気になれる。
タイムはそういう精油だと今回の絵を通じて気づくことができました。
(文章や画像、作品の無断使用を禁止します。)