イランイラン(Ylang Ylang)


喜びのシャワー


Shower of the joy



この絵は2011年8月のカレンダーで使ったものです。

イランイランは熱帯の常緑高木で、花が長細く、エッセンシャルオイルはこの花から抽出するそうです。

イランイランは通称だそうで、「そよ風に揺れる花々」というフィリピンの地方の言葉が由来しているそうです。


重要な香料としての歴史があるイランイランだそうですが、多くの香水に使われている香りでもあります。

20世紀初頭にフランス人化学者によって、イランイランの薬効が認められたそうです。


イランイランを調べていくうちに、この花の形や色を本物で見たいと思うようになりました。

いままでも幸せに感じた花はたくさんあるのに、現物を見たいと思わせる不思議なパワーを感じたのです。


最初にイランイランの花を描き、じーっと見ていたら、花の中で喜び、静かにその香りを浴びて、ゆっくりと踊るような女性が見えました。

いままでにない絵になったので、出来上がったときうれしく感じたことを思い出します。

それで、喜びのシャワーという言葉にしました。

時々、ヤングリビング社のイランイランをほんの少し髪につけます。

そうすると、髪の毛から香りがほのかにして、喜びのシャワーを浴びている気分になれます。


Kaoru Kurosawa
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