クマ太郎とイタリア語!(その12)
前回のお話はこちら
今回からイタリア語のレッスン風景に戻ります。
出身を言う場面で、急にソフィアが黙ってしまって、シーンとなっているところから再スタートです。
このお話はこちら
宇宙もののお話には、宇宙の約束事(が、あるらしい・・・)で、地球人よりも文明が高い宇宙人はうかつに地球人とコンタクトしてはいけない(らしい・・・)という設定をよく見かけます。
よって、このお話にもその設定を盛り込みました。
それで、ソフィアは宇宙人だとバレてはいけないと黙って、ちょっと考えて話は続いていきます。
1回4コマで話を進めるので、今回も日本語だけになりました。
予告というのはオーバーですが、次回、ソフィアの出身地をイタリア語で言う予定です。
さて、イタリア語を学び始めて、初歩の内容を勉強中にフリートークで話す時、イタリア語でなんて言えばよいかわからないことが多々あります。
その場合、私は黙って固まってしまい、今回のソフィアと似た感じになります。
固まっている時、イタリア語を思い出して、話そうとするのですが、結構早くギブアップし、日本語で先生に伝えて、表現や単語を教えてもらいます。
フリートークのレッスンは、話したい気持ちが先走り、気づくとベラベラと日本語で話していて、『あら、ここは何語のレッスンですか?』ということもあります。
この時間は大笑いになるハプニングが多く、たくさん間違って、笑って、楽しく学んでいます。
間違えることについて、約25年前、フランス語学校のグループレッスンに通っていた私はまったく違った体験をしていました。
レッスン中なかなか言葉が出てこなく、固まることは同じですが、その後、日本語で答えていました。
その様子を見て、先生は私に『あなたはちゃんとフランス語が聞き取れ、理解しているのに、日本語で答えるのはなぜ?間違うのが恥ずかしいからフランス語がでてこないんじゃない?』と指摘され、その通りだと思いました。
間違えることは悪いことではないと自分に言い聞かせても、25年前の私は間違えることが恥ずかしくて、笑われるのが怖くて、フランス語が上達せず、フェイドアウトするようにそのフランス語学校を去りました。
今回のお話を読み返し、ふと、昔のことを思い出し、当時の私と今の私はだいぶ変わったと思いました。
このようなことを思い出させてくれる4コマイラスト、楽しく描いていきたいと思います。
それでは、また次回!
Kaoru Kurosawa
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