歩いてみたら、こんな風景に出会いました (20171125)

今日はちょっと足を延ばして、新宿区立漱石山房記念館へ行ってきました。


今年の9月24日に開館した記念館です。

夏目漱石の作品はちゃんと読んだことが無い私は、新しい記念館がオープンしたという興味本位で行ってみました。

思った以上に来館者多かったのがちょっとした驚きでした。

帰宅後、記念館のWEBサイトを見て、ブログ記事に11月11日に有料観覧者が1万6,000人を突破した記事がありました。

漱石のファンはたくさんいるのだと改めて知ることになりました。



資料を見て知ったことは、漱石が絵画に詳しい人で、自身も絵を描いていたことでした。

イギリス留学中に友人(憶えていないのですが…)あてに送った葉書の水彩画はとても素晴らしかったです。



ドキッとしたのは、彼の一文が抜き出されたパネルの数々でした。

多くあったパネルを全て読んだわけではなく、目にしたいくつかの一文にドキッとしたのです。

とても赤裸々な感じがしたのです。


登場人物に語らせているから、なんでも言えるのかもしれません。

しかし、誰かの心に言葉で触れたい時、恥ずかしがってはいられないのだと。

周りの目など気にせずに言葉にする情熱が必要なのだと思いました。



記念館に行き、なんだか初めて漱石と出会った、そんな体験をしました。

今更ですが、作品を読んでみようという気持ちになりました。



さて、記念館などの施設には決まって喫茶コーナーがありますが、ここにもありました。

ブックカフェ CAFE SOSEKIです。

今日は訳があって、カフェを利用しませんでした。

しかし、カフェのモチーフのクロネコが使われたグッズに心をつかまれ、コーヒーは次回と言うことで、グッズを購入しました。

お店のビニールにもクロネコがあって、なんだか捨てるのがもったいない・・・。



このクロネコ、記念館の中にちらほらといます。


そして、道案内もしています。


道路にはこんなパネルも。


今回は歩いて、このような風景に出会い、また行きたい場所が増えました。



Kaoru Kurosawa
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