空は大きなキャンパスだなと思います。
東京も梅雨が明け、晴れて暑い日が続いています。
今日は二十四節気「大暑」にあたる日だそうですが、雨時々曇り、時々晴れという落ち着かない空模様でした。
写真は大暑の空、墨絵のようで楽しいなと感じ撮影したものです。
雲の合間から光が射していますが、光と雲が墨のにじみやぼかしのような感じに見えるのです。
空と言えば、数日前、アトリエのある場所で雨が降っていましたが、急にパーッと晴れてきました。
ちょうどアトリエ付近を主人と歩いており、このような空の動きをみて、「虹がでたらいいね」と私が言ったその直後、別の方向に目をやったら、空に大きな虹が出ていて驚きました。
まだぽつぽつと雨が落ちていて、携帯電話のカメラでの撮影だったので、ぼやけて、電線も入ってしまったのですが、実際の虹は端から端まで、またちゃんと2重に見える虹でした。
このような大きな虹を都心でものすごく近くで見たのは、私にとっては、初めてのことでした。
なんだか嬉しい出来事でした。
さらに先日、アトリエの近くの空でみた雲です。
羽ばたく大きな羽のような雲が出ていました。
こんな風に空を見上げ、雲を見ていると、空が大きなキャンパスで、そして雲や光が二度とない絵だなと感じます。
虹も大好きですが、雲の自由さがなんとも好きで、都心の雲もなかなか捨てもんじゃないと思えます。
ただ、空に向かって携帯電話で撮影していると、周りの人は何か特別なことがあるのかと思われ、何もないと「変な人」という目で見られる、おまけがあるのも事実です。
それでも、空を見上げて、特別なこともない、美しい空を見ていると写真を撮影したくなるのです。
たかが、雲、されど雲。
また、雲を撮影していきたいと思います。
Kaoru Kurosawa
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