寒桜とめじろ


つい最近、寒桜の木を見ることがありました。

その木にめじろが飛んできて蜜を吸っていました。


この風景を見ていたとき、聖書のマタイ福音書6章にある、「おもいわずらな」という有名な話のくだりを思い出しました。

6章の26節に「空の鳥を・・・」と始まるところがあります。

空の鳥も神様が養ってくださるということが書かれています。

寒空の中、めじろが真剣に蜜を吸っている姿をみて、自然の営みとは言え、神様が養っているというのは本当だなと思ったのです。

そのめじろの姿は真剣でありながら、とてもかわいらしく、しばらくその姿を見ていたら、ほんわかした気持ちになりました。

自然を見ていて聖書の言葉を思い出すとは・・・。

ちょうど考えことをしながら歩いていたので、「そうそう、”おもいわずらうな”ですなぁ〜」と心の中で呟き、その場を去りました。


寒桜もきれいに花を咲かせていたので、自分が見た風景をイメージして絵に描いてみました。

もちろん、めじろもいます。

出来栄えも「おもいわずらな」です。(笑)


Kaoru Kurosawa
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