ティーツリー(Tea Tree)

心強い


reassuring


この絵は2011年10月のカレンダーの絵として使いました。

2013年も7月に入り、関東地方は初旬に梅雨が明け、連日、猛暑が続いています。

この絵がなんだかとても涼しげなので、ブログに掲載しました。


ティーツリーを民間療法で使う場合、水虫に使う方は多いのではないかと思います。

そういうこともあり、この時期特有の体の悩みにも清涼感を与えてくれるオイルではないかと私自身思っています。


この絵を描いたとき、ティーツリーがオーストラリアの植物で樹高7m程度の木であることを知りました。

当時、Webや本でティーツリーの写真や絵を探し、オイルの香りと資料から感じたまま、ティーツリーの葉を描きました。

改めて、ブログに掲載するために、資料を読み返していたら、もしかして、相当デフォルメして葉を描いたかもしれないと思っています。


オーストラリアのアボリジニの人達はこの木を生活用品をつくる素材として使い、葉は熱湯に浸し、風邪のときなどに飲んだり、葉をそのまま噛んだりして、体のためにも利用していたそうです。

ティーツリーは、メラルーカアルタニフォリア(Melaleuca alternifolia)という名前があります。

1770年エンデバー号のクック船長と船員達がオーストラリアのボタニー湾から上陸した際、強い香りを放ち、ねばつく葉を持つ木立に遭遇し、後にこの葉がスパイシーなお茶として飲めることを知るようになり、クック船長がこの木をティーツリーと名づけたという話があるそうです。

そして、第一次世界大戦の頃にティーツリー油の研究が始まり、とても強い抗菌性をもつことが発見され、研究の成果として、ティーツリー油は強力な抗感染剤、毒性なし、皮膚感作用なしということがわかったそうです。

そして、生命体と免疫系を助けならが働くという能力もあるそうです。


ティーツリーがとても強い働きをするオイルであることは、使ったことのある方であればご存知のことだと思います。

私もティーツリーの香りを嗅ぐと非常に強い力を持っているオイルだなと感じます。


しかし、描いてみたら、このような絵になりました。

能ある鷹は爪を隠すような、涼しげな顔をして実は強い。

ギラギラ、ギトギトしていない強さ。

パワフルと言えばそれまでですが、戦える力として使える強さというのでしょうか、本当に強いという感覚。

そして、庭にこの木が1本あったら、なんだか心強く感じるかもしれないなぁ〜と思い、心強いという言葉にしました。


本物のティーツリー、いつかオーストラリアに見に行きたいです。

というよりも、エッセンシャルオイルとなる植物を訪ねる世界旅行に行けたら素敵!なんていつも思っています。

ちょっと話がずれましたが、少しでも涼んでいただけたら幸いです。


Kaoru Kurosawa
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