貴婦人と一角獣展そしてデザインあ展

日本でこのタペストリーが見られる日が来るなんて!

このタペストリーに出会ったのはかれこれ20年前、パリのクリュニー美術館でした。


美術館で一目ぼれし、お土産に購入したシールシートやカードをいつも飾っていました。

日本でもちょっとしたグッズがあったりして、一角獣のブローチも持っています。


新国立美術館で、タペストリーの展示室に入ったとたん、「ああぁ〜、なんて素敵!!!!!」と幸福感に包まれました。

どうして、このタペストリーが好きなのか、理由が分からないのですが、幸福を感じるくらい、大好きなのです。


約20年前、社会人になって2年目のとき、初めての一人旅、飛行機、海外と"初めてづくし”の旅に出かけました。

父の知人を頼り、スイスのジュネーブに住んでいた知人のお宅にホームステイをさせてもらいました。

お世話になったお宅の奥様と2人で2泊3日でパリへ出かけました。

そのとき、出かけた場所のひとつがクリュニー美術館でした。


持っていた旅行ガイドに小さな記事で載っていた美術館でした。

なぜか、非常に興味をそそられたので、出かけてみたら、このタペストリーがありました。

最初にこのタペストリーを見たとき、「これ、大好き」と思ったことを今でも忘れられません。


できたらもう一度みたい、パリに行ったときには必ず行きたい場所のひとつでしたが、2年前パリに行った時は行くことができずに、もうタペストリーは見られないかもしれないと思っていたのでした。


私にしてみると、突然、タペストリーが日本にやってきました。

いくぞ!!!と思っていたのですが、やっと今日見ることができました。

本当に美しいタペストリーです。



貴婦人とユニコーンの展示会は乃木坂の新国立美術館での展示だったので、そのまま21_21で開催している「デザインあ展」へ行って来ました。

NHKの番組の企画展。

既に午後5時を過ぎていましたが、多くの人が来場していました。


展示の中で、部屋の4面の壁に画像を映し出す展示がありました。

TVの中に入ったような感覚で、楽しかったです。


おもしろいなぁ〜と思ったのは、大人と子供の反応でした。

この部屋に入ると、大人達はただ見ているだけでした。


しかし、子供達は違いました。

壁に映る映像を触り、一緒に「あーーーーー」と歌い、踊りました。

そして、ある場所になると耳を塞いでいました。

大人には何でもない音が子供にはうるさいと感じるのかもしれないと思いました。


中にはこのような「あ」があったり、


壁にも「あ」がありました。


いろいろな「あ」があり、そして大人も子供も楽しめる仕掛けがたくさんありました。


学校の教室を作るコーナーがありました。

机と生徒、そして男女1人ずつの先生のマグネット付積み木がありました。

思わず、机から生徒を出して、輪を作り、机でBIOと作りました。

学校でビオダンサがされたら嬉しいなって思ってこのようなものにしました。

机でBIODANZAと作ることできなかったので、BIOだけになりましたが、ひとりで満足しました。


このデザインあ展はいろいろな体験をゆっくり楽しむ企画展だなと思いました。


タペストリーを作った人も、このような企画展を行う人も、見る人が「わぁ〜っ」と思うことをしています。

時代が違うけれど、人間は人を感動させたり、驚かせたり、楽しませたりするのが大好きな生き物なのだと思いました。


どちらの展示もお勧めです。


Kaoru Kurosawa
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