中原淳一の企画展
中原淳一の生きた戦中・戦後〜少女像にこめた夢と憧れ〜という企画展に行って来ました。
http://www.junichi-nakahara.com/archives/2240
私は中原淳一のことはほとんど知りませんでした。
独特の感性で、女性を描く人で、女性向けの雑誌を作っていて、おしゃれな人、そういう感じの人だと思っていました。
企画展は中原淳一の幼少期から晩年までの人生を振り返る構成になっています。
驚いたのは、彼が高校生のときに作っていたお人形です。
男子なのに・・・と思いました。
本当に繊細で、そしてこんな作り方をしていたのかと驚きました。
このお人形が中原淳一の道を開くことになったと思います。
中原淳一が戦中、戦後にどれだけ多くの女子達に希望や夢やときめきを発信し続けてきたのか、計り知れない影響力だったのだろうと思います。
現在でも通用すると思われる内容のことを発信しています。
彼の書いた文章の中に、美しいものをそろえるのにお金で買ってそろえることについて、お金が無くて何も買うことができないと嘆く前に、自分で工夫して美しいものを作り出すように勧めている文章を読みました。
今の日本に必要なメッセージではないかと。
その美しいというのは、洋服、小物、髪型、食べ物、ライフスタイル、とにかく、女性が美しくあるための全てを発信していたのです。
凄い人がいたのだと思いました。
中原淳一から学ぶことはたくさんあるような気がしています。
Kaoru Kurosawa
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