温泉は疲れを癒してくれます。

春を待つ月



箱根へ行ってきた話しの続きです。

この絵は、宿泊先の宿の本館の露天風呂から見た風景をイメージして描いたものです。

チェックインが少し遅れて、到着するなり、フロントで、露天風呂へ行きますと言われました。

当日に宿を予約したので、どんなパックだったか憶えていなく、露天風呂に入れると知り、そういうことであれば、すぐ行きますという運びになりました。


車で山を上がってすぐのところに本館の旅館があって、案内されるままお風呂へ・・・。

なぜ、到着直後にお風呂になったのかというと、暗くなると露天風呂に入っても、真っ暗で風景が楽しめないとのこと。

日が落ちる頃に露天風呂で風景を眺めていたら、前の山の上に夕暮れの空が広がり、とても綺麗な色を見ることになりました。

パステル画のような空の色をしているので、カメラで撮影したい〜と思いながら、記憶に焼き付けて、ゆっくりとお湯と風景を楽しんできました。


宿泊先へ戻り、夕食を食べ、暖炉が燃えているラウンジで一休み。

その後、卓球セットがあったので、思わず30分ぐらい卓球をしました。
(温泉地の卓球って、あるとやりたくなるものですね)



翌朝は朝日を浴びて温泉に浸かり、朝食(和食)を食べ、その後、ラウンジで珈琲を飲みながら一休み。

昨晩、火が燃えていた暖炉の写真を撮影。


ラウンジからはこのような風景が見えました。



昨年からの疲れを癒す時間を過ごし、チェックアウトして、玄関を出たら、雪だるまがお見送りしてくれました。


駐車場からみた宿泊先の写真です。
雪がまだたくさん残っていました。


箱根から戻り、数日経ち、露天風呂で見た、あの空、描きたいと思いました。

空の雰囲気を思い出しながら、露天風呂からみた風景とはちょっと違う(いやだいぶちがうかも・・・)の絵になりました。

ただ、空の雰囲気はこんな感じでした。

もっと上手く表現できたらと思いましたが、これもまた、よし。


冬の終わりの夕暮れ、冬の夕暮れとは違う空、月が光を放つ前、まだ白い。

下の山はまだ葉がない木々。

なので、「春を待つ月」という題名をつけました。

そういう夕暮れの空の絵に見えたら嬉しいです。


Kaoru Kurosawa
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