「ほしいも学校」と「ふれる、感じる 伝統工芸展」
1月22日(土)に、「ほしいも学校」のトークショーがあり、水戸へ行ってきました。
「ほしいも学校」とは茨城県・ひたちなか及び東海地域で生産される干し芋を、あらゆる角度から分析・研究し、干し芋を通して人の営みと環境を考え、未来へと繋ぐプロジェクトです。
デザイナーの佐藤 卓さんと水戸とのご縁で始まったプロジェクトだそうです。
トークショウの参加は「ほしいも学校」の本がチケットになり、1冊で2名まで入場できるというシステムでした。
「ほしいも学校」の本は、ほしいもとセットになっているとても立派な本で、内容も多岐にわたります。
”ほしいも”からいろいろなことにつながり、まとめられている本で、写真も絵もたくさんあり、小学校の高学年であれば読める構成になっていると思います。
トークは楽しく、地域活性をしていく姿がありました。
しかし、地元の方の話を聞くと、楽しい反面とても大変なことも多かったそうです。
それは、いままでと違うことをする必要があったからだと思います。
トークショウは、今だから話せるお話もあり、佐藤さんの想いが語られているところあり、あっという間に時間が経ってしまいました。
トークショーはWebを通じてライブで配信されていました。
トークショーの録画が見られます。
http://blackbird-mito.com/HEADLINE
トークショーの司会をされてい方は、懇親会の会場になった、ブラックバードというレストランの店長さんでした。
懇親会のメニューには、ほしいもを使ったお菓子や飲み物があり、私もほしいものお菓子のプレートを食べてきました。
ほしいもってこんな風に調理すると美味しいだってことを知りました。
ほしいもはそのまま食べること以外に他の食べ方を考えたことなかったからです。
ちなみに、ほしいもを使ったレシピもほしいも学校の本に載っています。
ブラックバードは冷凍庫のないレストランだそうです。
その話をトークショーで聞き、すごいな〜と感じました。
その日に仕入れて、その日に食べきるという方針なんだそうです。
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さて、その懇親会の場である方がチラシを配っていました。
それが、ふれる、感じる 伝統工芸展 というイベントのチラシでした。
配っていた方がこの展覧会の企画プロデュースをされている藤代範雄さんでした。
1月28日(金)に、その展示会に行ってきました。
展示会では結城紬、笠間焼、真壁石灯篭の展示や体験コーナーがあり、デザイナーの方たちがこれらの工芸品を用いて作品をつくり、その作品も展示されています。
私は前々からやってみたかった、糸つむぎと機織体験をしてきました。
職人の方から手ほどきをうけ、いろいろとお話を聞いてきました。
紬を作り、着物になるまでに、たくさんの人の手が関わって出来上がっていくことを知りました。
結城紬はユネスコ無形文化遺産です。
私は今回の展示会でそのことを知りました。
展示会の展示の中にほしいも学校の本とほしいもも展示されています。
「ほしいも学校」も「ふれる、感じる 伝統工芸展」も地域の活性化がキーになっています。
アトリエの活動として始めたレインボープロジェクトのことがあったため、地域の方たちと一緒に、楽しくやっていく姿は、今後の活動の参考になりましたし、とても刺激をうけました。
「ふれる、感じる 伝統工芸展」は1月30日まで六本木のミッドタウンで開催されています。
一つのことから、次につながっていく。
そういう楽しい体験をしてきました。
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