2011年1月はジャスミンです。（Jasmin) - アトリエソフィアの「いろ☆ことば」

甘美

Sweet

新年も明けまして、10日が過ぎました。
ブログの記事をアップするのが遅れましたが、今年もよろしくお願いいたします。

2011年、1月のカレンダーはジャスミンです。

ジャスミンはローズと同様、とても有名な花の香りです。
東洋では何世紀にも渡って、医薬品、香料として使われてきた歴史があります。
ジャスミンの花は日が暮れるとより濃厚に香るため、インドでは「夜の女王」と呼ばれているそうです。

また、ヒンドゥー教の愛の女神カーマの持つ弓の矢の矢じりには、ジャスミン油が塗られており、
ハートを射止めると欲望を沸き起こすという伝説があるそうです。

官能的で甘い香りとされているジャスミンは、心と情緒によい作用があるといわれています。
不安や落ち着きのなさ、落ち込みといった感情に働きかけ、
そのような心気を鎮静させてくれる香りだそうです。

また、伝統医療おいて、催淫作用があることから、子宝のハーブに位置づけられています。
感情と官能のバランスをとる働きもあります。

さて、今回の絵は「夜の女王」という言葉から生まれました。
それは、夜に香っている雰囲気がいいなと思い、背景の色に青を使って描きはじめたからです。

そうしたら、このような女性の絵が出来上がりました。
彼女自身がジャスミンの花の香りを嗅いでいる姿が見えました。

その姿から出てきた言葉は、「甘美」です。

甘くて美しい香り。
愛する人を想って嗅いでいるのか。
それとも自分自身のために嗅いでいるのか。

「それは秘密です」という顔をしているような気がしています。

「だからこそ、心に深く入っていく香りなのよ。。。」と彼女は伝えてくれているような感じです。

年の初め、心に深く入る香りは甘いのです。
これからどんな一年になるのだろうと。。。という不安ではなく、
これからどんな一年になるのかな！！と、まずは落ち着き、
そこから、心も体も喜びを感じる方向へ導いてくれる香りなのだろうと思っています。

今年もゆっくりですが、ブログを書いていきます。
よろしくお願いいたします。

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