12月はローズ(バラ)でした (Rose)
愛の贈り物
A gift of Love
残り3日で、2011年になります。
2010年のカレンダーをお使いいただきました、みなさま、一年間ありがとうございました。
今年、最後の月を飾ったのは、ローズ(バラ)です。
ダマスクローズのローズになります。
ブルガリア産のダマスクローズから抽出される「ローズ・オットー」が最高品質のオイルといわれています。
1オンス(28g)のローズ・オットーを得るには、6万個(約57Kg)のバラが必要だそうです。
そのため、ローズのエッセンシャルオイルはとても貴重で高価なものです。
ローズ(Rose)はギリシャ語で赤(rodon)が語源になっているそうで、
真紅のバラはギリシャ神話のアドニスの血の色を映すといわれているそうです。
ローズは昔から薬や香料に珍重され、心臓によい香りだとされています。
また、イライラや頭痛の緩和、月経不順や月経痛にも役立つそうです。
ローズは花の形、かぐわしい甘い香りから、愛を象徴する花とされています。
たくさんの神話や物語に描かれている絵の中にもバラの絵はたくさん用いられています。
花屋さんにいくと、必ずバラはあります。
誰にでも喜ばれるであろう、花の香りです。
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私もローズのエッセンシャルオイルは大好きです。
但し、高価なものなので、頻繁に購入できるものでもありません。
ローズは以前、アロマペンダントに入れて身につけていた時期があり、
満員電車に乗ると、なぜかアロマペンダントからローズの香りが強く感じられるとか、
ちょっとした不思議なことも経験しています。
そのほか、いろいろな体験があるのですが、やはり気分がイライラしたときや、
とても落ち込んだとき、ローズは私にとって大変力になってくれたオイルでした。
ローズの絵を描いたとき、もっとスラッとした、
女王様のような女性になるのかなと思っていました。
ところが、描いてみると帽子をかぶったかわいい女の子の絵になりました。
見えたから、描いた、ただそれだけなのですが、この絵になった理由は今でもわかりません。
しかし、改めて絵を見ていると、誰にでもふわっと香りを届けるキャラクターかもしれないと感じています。
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最初、今回の言葉は「愛(Love)」だけでした。
ただ、絵を見ていると、「愛(Love)」だけでは何かが足りないのです。
彼女が持っているバラの花はギフトだ!と思いました。
愛の形は様々で、愛の贈り物も、形は様々です。
愛が私たちに与えてくれる一つの形がローズという花なのかもしれないと思いました。
それで、「愛の贈り物」という言葉にしてみました。
その花の魅力から愛が香り、いろいろな不調和を調和変えて、弱っているものを強くしてくれる。
絵の中の女の子は本当に大切にローズの花を抱きしています。
その香りは大切な人に届けたい香りだから、優しく抱きしめいるのだと思います。
愛は大切な贈り物。
愛は大切もの。
愛の香りは形があって無いようなもの。
だから、誰の心(心臓)にも届けることができるもの。
そして、誰でも受け取ることができるもの。
受け取れるものは、与えることができるもの。
彼女はそういうメッセージを私に伝えてくれている気がしています。
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2010年も終わろうとしています。
12ヶ月、12枚の絵が毎月みなさんと時を過ごさせていただきました。
私も一緒に過ごしてきました。
自分が描いた絵ではありますが、カレンダーの中にいる人物達を見ていると、
何かを伝えようとしているように感じてしまうのです。
もしかしたら、オイルが伝えたい知ってもらいたいことなのかもしれません。
来年のカレンダーの妖精たちも、みなさんの目の前に現れた時に、
何か伝えてくるかもしれませんし、全くそのようなことはないかもしれません。
ただ、どうも、やっぱり伝えたいことがあるらしい、、、
これがブログを1年書き続けてきた後に感じることです。
来年もカレンダーのオイルの絵について、同じように記事を書いていきますので、
今年同様よろしくお願いいたします。
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追伸
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http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20101130/1291099901
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