4月はクローブ


願い
a wish



4月になりました。

4月のカレンダーはクローブです。

3月のオレガノ同様、クローブもよく知られたスパイスで、和名は丁子です。


クローブエッセンシャルオイルは花の蕾から抽出するそうです。


アロマテラピーの本(注)でクローブのことを調べてみてると、

クローブはスパイスの中で一番高価なものと珍重され、万能薬として、

古代エジプトの時代から使われていたそうです。


また、中国でも紀元前260年には使われていた記録が残っているそうです。

ヨーロッパには、スパイス交易により、クローブが入っていきました。

中世ヨーロッパでは疫病、特にペストを防ぐためにクローブが使われました。

また、クローブは歯科治療にも使われてきました。


このような「薬」としての顔をもっていながら、クローブの香りは、

やる気や勇気を与えてくれたり、時にはストレス除去にも役に立つ香りです。


クローブの持っている能力を知ると、万能薬として用いらてきたことが理解できます。


《注》参考資料:心を癒すアロマテラピー 
           ジュリア・ローレス著 林サオダ訳
           フレグランスジャーナル社


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絵を書くまで、クローブの花がどんなものなのか知りませんでした。


ハーブの辞典の写真を見ながら、まず花を描きだしたら、花の後ろに女性がふっと
現れました。


その現れた感じに色をつけていったらこのような絵になりました。


最初、祈っている雰囲気だなと、自分で想いました。


そして、この絵の言葉は「祈り」にしようと決めていました。


ただ、こうやってブログで発表するときになって、「祈り」という言葉がしっくり
こないのです。


そして、ふっとこの女性が現れたように、言葉も現れてくれました。


それが、「願い」です。


とても古い時代から万能薬として使われてきたクローブは、

どれだけの人の願いを叶え続けているのだろうと思います。


エッセンシャルオイルとしてだけではなく、スパイスとしてもずっと人の願いを

叶え続けてきたのです。


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たぶん、今も昔も、具合の悪いところに薬を使うとき、人は

 この薬が良く効きますように 」と

願いを込めると思うのです。


昔からクローブは、その願いを聞きながら、

 早く良くなりますように 」と

答え続けてきたような、そんな気がします。


この女性を描いたとき、頭に金の輪をつけたくなりました。


高価なスパイスだと知らず、描いていたのですが、現れた女性は、

最初から高貴な姿で現れました。


私にとって、この絵は時間が経ってからの方が、いろいろなことに気づけました。

なんだか、不思議な絵になりました。


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アトリエのこと・・・。

自宅の引越があり、3月はブログの更新もせず、あっという間に1ヶ月が
過ぎ去りました。

自宅で使わなくなったカラーボックスなどをアトリエで引き取ったため、
アトリエも模様替えをしています。


今までは、アトリエというよりはサロンという感じの印象でした。
(自分で言うのもなんですが・・・・)


今回は、サロンよりもアトリエっぽい雰囲気を目指しています。
(はい、絵を描きますよ、ちゃんと描きますよ・・・ )


カラーボックスを引き取ったことで、大き目の額に額装した絵も飾ろうと
考えています。


今年の目標の一つは、アトリエで仲間達と個展をすることです。
(ビジョンマップにもそういう写真を貼ったんです・・・)


ほんとうに、小さな個展になりますが、一人一人の得意分野で表現してきた
ものを発表する場にしたいと思っています。


そのため、今、アトリエはかっこよく言うと、模様替え中のため、
活動をお休みしています。
(普通に言うと、片づけ中・・・)


4月の中旬にはまたいろいろと再開します。

よろしくお願いいたします。


(文章や画像、作品の無断使用を禁止します。)