サーキットでワクワクしてきました。

宮城県にある菅生サーキットに行ってきました。


2017年4月8日、9日に、マツダファン東北ミーティング2017in SUGOが開催され、8日のイベントに参加しました。



今年はマツダが世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車「コスモスポーツ」が誕生してから50周年の記念の年だそうです。



会場には「コスモスポーツ」が集まっていました。



イベント1日日目(8日)にマツダロータリー50周年記念パレードランがありました。

コスモスポーツを先頭に、来場のロータリー車限定でサーキットをパレードするのです。

ロータリー車で来場すれば、自分の車でサーキットを走ることができるイベントでした。

主人がこのイベントに参加すると言うので、自動車のことなどさっぱりわからない私もサーキットを走るなんて素敵!と思い、ついていったというわけです。


サーキットを走るため、自分たちの車が走っている写真がないことは残念でしたが、そんなことはどーでも良くなるくらい、サーキットを助手席で楽しんできました。

もちろん、パレードのためスピードを出すことはできません。

それでも、サーキットのカーブや坂、スタートとゴールを体験すると、とてもワクワクして、自然と笑顔になりました。



ちなみに、サーキットの外からスタート地点を付近を撮影するとフェンス越しに車やダンロップと書かれたタイヤのアーチを見ることができます。



サーキットの中に入ると、ダンロップのタイヤのアーチがこのように撮影できます。
(ものすごく遠くの方に小さく見えます)





さて、このイベントの目玉は、「マツダ787B 【1991年JSPC仕様202号車】」が走るというものでした。


マツダ787Bは1991年ルマン24時間レースで総合優勝しました。

その車が「55号車」で、永久保存車としてミュージアム入りすることになり、同年7月以降の全日本スポーツプロトタイプカー選手権(JSPC)に出場するため、急遽組み上げられたマシンが「202号車」だそうです。

その「202号車」がイベントで走ることは、ロータリーファンにとってはスペシャルな事らしく、主人もとても楽しみにしていました。

実際、マツダ787B 【1991年JSPC仕様202号車】のエンジン音が聞こえ始めると、場内アナウンスで、「これは人生に一度は聞かないといけない音」と聞こえてきて、そんなにエンジン音が違うのかしら?と思いました。

正直、レース仕様の車のエンジン音は大きくて苦手でしたが、マツダ787B 【1991年JSPC仕様202号車】の音が聞こえてきたとき、その違いを私でもはっきりと感じました。

このとき、はじめて「エンジン音を楽しむ感覚」が、こういうことだったのだと理解しました。

マツダ787B 【1991年JSPC仕様202号車】の音は軽やかで品がある音に感じ、走る姿、音も迫力がありましたが、その中に美しさがあると感じました。
(これはあくまでも私個人の感じ方です)



これらとは別に、私個人が印象的に感じるできごとがありました。

会場へ行くために朝早い時間に高速道路を走り、休憩のためにあるパーキングエリアに入りました。

そうしたら、コスモスポーツが集まってきました。

コスモスポーツが集まっているところを見るだけでも、けっこうワクワクする体験でした。

タイミングが良くてラッキーだなと思いました。


ところが、帰り道、サーキットから出て少し行くと、コスモスポーツが数台、停まっていました。

その側を車で通過したとき、コスモスポーツのオーナーの方々とお互い笑顔で手を振りお別れしました。

行きも帰りもタイミング良く、コスモスポーツと出会えた不思議も含めて、この出会いと別れの体験がなんとも私にとっては心地よい体験でした。



購入した公式プログラムの横にある缶バッチは、パレードラン参加者への記念品です。

助手席の私の分もあり、うれしかったです。

サーキットやカーレースなどに縁がなく、好奇心だけで参加した私でしたが、思いもよらぬ素敵で楽しい1日になりました。


Kaoru Kurosawa
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