クマ太郎の一言 その7


2017年になって早いもので、ちょうど立春にこのブログを書いています。

アトリエを引っ越し、約1ヶ月が経ちました。

いろいろとありまして、まだパステルを出して絵を描ける状態にならず、自宅でサクッとクマ太郎を描いてみました。


これはペンとサクラクレパスで描いています。

サクラクレパスは24色入りのもので、亡くなった父のモノでした。

絵を描くので私が譲り受けたのですが、ケースを開けてみると、中身が半分しかありませんでした。

そのため、保管しているだけで、使わずにいたので、今回、自宅で描くために、このサクラクレパスを使ってみようと思い立ちました。

パステルで描くときは、自分が創りだせれば、いくらでも色がありますが、今回のように限られた色で絵を描くことは新鮮な体験でした。



そして、出来上がったのがこの絵です。

この絵の前に同じような絵を一枚描いたのですが、ちょっとしたことがあって掲載に至らず、描き直しました。

イラストなので同じ絵が描けるだろうとチャレンジしたところ、同じ絵が描けないのには自分でもトホホとなりました。

ただ、ライブ的感覚で絵を描くことは画材が変っても変わらない、これが私の表現なんだと改めて気づく体験にもなりました。



絵はクマ太郎がハートをこねています。

クマ太郎の愛は、こんな風に楽しそうに産み出されるそうです。

掲載に至らなかった絵は、ただ、クマ太郎の周りにいくつかハートがあって、「愛がたくさん」という言葉がでてきました。

このプロセスがあったので、この絵は「愛がたくさんのその前の様子だなぁ〜」とも感じました。

こんな経緯がある絵を楽しんでいただければ幸いです。



Kaoru Kurosawa
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