レインボープロジェクト(途中経過です)



昨年12月末に始めたレインボープロジェクトのことです。

第1回目となった今回のプロジェクトは、インターセラピー財団のCare for care givers(ケアする側へのケア)という活動を応援しています。

過去の記事はこちら
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110329/1301376585
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20101216/1292490126



始めてから約5月の間に、

約70セットの販売を達成できました。

ご協力いただきました、皆様、ありがとうございます!



目標の100セットまで、ゴールが見えてきました。




さて、チャリティーだ、応援だとブログに書いていますが、ケアする側へのケアの実態をお伝えすることができませんでした。


ブログで報告したボランティア活動に参加し、具体的にケアする側のケアがどういうことなのか知る体験がありました。

まだ報告記事をお読みで無い方はこちらからどうぞ!

「ボランティア活動に行ってきました(その1からその6)」

http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110422/1303443957(その1)
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110423/1303562864(その2)
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110424/1303654199(その3)
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110426/1303796874(その4)
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110429/1304044906(その5)
http://d.hatena.ne.jp/sophia32/20110504/1304515812(その6)

(注:具体的にこれがケアする側のケアですという表記はありませんが、関係する記事があります)




報告記事に書きましたボランティア活動の代表者は、インターセラピー財団のDavid Tharp氏です。

 Davidのブログはこちらをどうぞ http://ameblo.jp/biodanza-japan/


Davidはビオダンサ日本校の校長という一面もあります。
ビオダンサでのつながりから、私はボランティアに参加できました。


震災のボランティア活動である、「PTSDのケアのトレーニング(ワークショップ)」に参加された方たちは、ケアしている側の方たちでした。

避難所でボランティア活動をされている方、教会で被災者への援助活動をされている方、学校の先生やスタッフの方たちでした。
みなさん現地にお住まいなので、程度の差こそあっても被災されています。


自分が現地へ行き、強く感じたことは、
「ケアしている人は、いつ休んでいるのかしら?」
ということでした。


非常事態ですから、「助け合いだ」と言えばそれまでですが、やっぱりケアしている人もケアされないと倒れてしまいます。

現地に行き、出会った方々とのふれあいから、


・ケアしている人は、”行いをする側”なので、その人達の疲労については見過ごされやすい側面がある。
・ケアしている当人が、ケアの必要性を感じない、もしくはそのような時間がないとがんばってしまう傾向がある。


という両方を感じました。


ケアしている人に対して必要なこと。

それは、「休みなさい」と誰かが指摘して、フォローする必要があるということです。


しかし、休みなさいとは、現地の状況を見ると、言えません。
本当に休んでなんかいられない、誰かがやらないと、多くの人が困ってしまう現場があります。


そのような現場へDavidは出かけ、今回はトレーニングという形ですが、精神的サポートと元気を与える活動をしている姿を見て、これがケアする側へのケアの一つなんだと、この活動の大切さを私自身が深く理解する体験がありました。




インターセラピー財団の活動は、震災のボランティア活動だけではなく、ケアする人、全ての人に対しての活動です。

David曰く、ケアしている人の代表者は「お母さんです」と話しています。
よって、インターセラピー財団の活動は、震災のボランティア活動の側面を持ちつつ、幅広い人達に向けてされていく展望のある活動です。

また、Davidは、インターセラピー財団がこれから行う震災のボランティア活動は、PTSDのケア、PTSDのケアのトレーニングだけではなく、ケアする側へのケアとして、いろいろな方法でボランティア活動を続けていくと話しています。





レインボープロジェクトを開始したとき、まだ準備中だったケアする側へのケアの活動は、今、震災のボランティア活動と大きな関わりを持っています。

私は、このプロジェクトで寄付するお金が、震災で心に傷を負い、また疲れたことによって心が萎えてしまった人達を助けるための働きに利用されることを強く望んでいます。



目標の100セットまではあとわずかです。
プロジェクトにご賛同いただける方、ご協力よろしくお願いいたします。




私がボランティア活動へ参加して、今、思うことは、

(1)続けることの大切さ
(2)ボランティア活動は、体力、気力、財力と、いろいろな力が必要である。
(3)活動を支えあう仲間が必要である。

ということでした。


これはボランティア活動だけではなく、人々と協力して、何かを行う時には必ず必要なことであって、活動の土台のようなものです。
レインボープロジェクトがこの土台作りに、少しでも貢献できればと思っています。

そして、レインボープロジェクトは人々との出会いと交流の場でもあると思っています。

私も体験を通じて、広がりのある活動を目指したいと考えています。


最後に、今回のブログに掲載している絵がプロジェクトで販売しているカードの絵になっています。

カードについてのお問い合わせはこちらのメールドレスまでよろしくお願いします。
sophia.kakuro333@gmail.com


(文章や画像、作品の無断使用を禁止します。)