10月はヘリクリサムでした。(Helichrysum)

内なる力


Inner power


この記事をアトリエで書いていますが、外は冷たい雨です。

今年は秋の空になっても暑い日が続き、今日は突然冬がやってきたような感じです。

秋はどこへ行ってしまったの?と思っているうちに10月も残り数日になりました。


タイトルに書いたとおり、10月はヘリクリサムというエッセンシャルオイルの妖精の絵です。


ヘリクリサムは別名「イモーテル」と呼ばれているエッセンシャルオイルです。

キク科の植物で花穂からオイルを抽出します。

ヨーロッパでは昔から薬用植物として利用されていたそうです。

参考書を数冊みると、効能としては、喘息、頭痛、関節炎、抗アレルギー作用、抗凝血性、また、リンパ系を通じて体内の解毒作用などが記載されていました。

私は傷あとを目だたなくするという話をきいたので、傷に塗ったりしています。



さて、この絵の言葉ですが、これは私がヘリクリサムに感じていることを言葉にしてみました。

「強い」

のです。

かわいい黄色の花ですが、このオイルはとてもパワフルなのです。

ですから、内なる力としてみました。



キク科の植物なので、ローマンカモミールなどと同じような効能がありますが、ヘリクリサムは際立って癒しの力が強いそうです。

癒しの力を感じて、ヘリクリサムを強いと感じたのかもしれません。



また、感情的な働きとして、心の奥深くあるブロックを緩める力があるそうです。

これは、体験的にそうかもしれないと思うところがあります。

傷あとにヘリクリサムを塗っていると、時間はある程度かかりますが、傷が薄くなっていきます。

すでに傷跡として残った傷が薄くなることは、強い癒しの力が働いていると思うのです。

そういう具合に、心の奥にあるブロックにゆっくりと働き、緩め、ブロックをブロックではなくなるようなことが起きていても不思議ではないと思います。



誰にでも心の奥深い、見えにくい場所に何かしらのブロックはあると思います。

心の奥底にあるブロックは、なかなか変われないことかもしれません。

あるいは、ブロックが己のナイフとなって、自分自身を傷つけているのかもしれません。

触れることのできない刃を見つけてしまった時、それに触れるにはそれなりの技が必要です。

ヘリクリサムはその技をもっているオイルのような気がします。



いつも、いつも心の奥底のブロックを見ていることは、もしかしたら苦しみや辛さを新たに生み出すことになるかもしれません。

香りがふわっとブロックに触れて、和らぐ。

そして、香りが触れたところから癒しが始まり、ブロックを良いものに変えていくきっかけを自分自身の中から呼び覚ましてくれる香りなのだろうと思います。



ヘリクリサムの花の色は太陽の光のようです。

一見、かわいらしい姿であっても、力は強い。

そんな内なる力をふつふつともっている女性の絵になったなと思います。

内なる力は、オイルだけが持っているものではなくて、人間、誰にでもあると思います。


ヘリクリサムの絵が自分自身の内なる力とつながるかけ橋になってくれたらいいかな、なんて思いました。


ちなみに、ヘリクリサムの香りはスパイシーでカレーのような香りと参考書には書かれていました。

私の鼻では、カレーよりもウコンの香りに近いような気がします。

香りをイメージしたとき、カレーと思ったことが一度もないのです。

どこかでヘリクリサムに出会ったら、香りを試してみてください。

カレーが食べたい!と思われるかもしれません。(笑)


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