新宿御苑の散歩と写真と生まれた絵
バラの季節になると、新宿御苑はとても楽しみな場所になります。
少し前になりますが、バラを見に行ってきました。
バラ園のバラはすでに咲き終わってしまったものも多かったんですが、まだ残っているバラもありました。
このバラ園の中にPeace(平和)というバラがあります。
大きな花を咲かせ、優しい色合いのバラで、大好きなバラの一つです。
今年も見ることができて、よかったと思いました。
帰り道、ふと目を向けた木を見ていたら、なんだかこれは花札の絵の世界ではないかと感じて撮影しました。
実際の木はこのような姿をしています。
絵を描くようになって、絵の資料として植物や風景を撮影することが多くなりました。
最近ではこんな風に自分が楽しいって思うものも撮影するようになりました。
さて、Peace(平和)の写真を見ていたら、このバラの絵が描きたいと思い、描きました。
出来上がった絵がこれです。
写真とはまったく違うものになりました。
写真を見ながら描くのは、私のいつもの描き方とは違います。
見えるもを描くのではなく、見ながら写すような描き方になり、難しく感じます。
描きながら、写真のように描けなくて、挫折しそうになりました。
色も落ち着かず、ああ、もう描けない、嫌だぁ〜って思ったからでした。
それで、見えたものを描こうと、写真から目を外したら、この絵が出来上がりました。
出来上がった絵をみて、これは、これで良いのではないかと思うに至りました。
絵を見ていたら、言葉が出てきました。
「Peace(平和)から生まれたバラ」
なるほど、これが答えかと。
写真を見て、同じような色や雰囲気の絵も描きたいけれど、やっぱり私は見えたもの、感じたものをそのまま描いた方がよいみたいです。
ただ、自分で言うのもなんですが、他の人がみたら、バラに見えるのかしら?と・・・。
まあ、生まれたバラなので、新種ってことで・・・。
Kaoru Kurosawa
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